サウンドクラッシュ決戦 (2/4) | Barrier Freeインタビュー
タイマンサウンドクラッシュ「決戦」
「衝撃」「頂上」「激突」「決着」…Barrier Freeと Burn Downが互いにクラッシュシーンの歴史に名を刻んできた、あの感動と興奮が復刻されるかのようなクラッシュが今月11/22に決行されます。
clash date : 2019.11.22 clash venue : @SUNHALL, OSAKA
いよいよ2週間をきりました!
ファンが熱望していた11年越しのクラッシュ。否が応でも期待は膨らみ、心がざわつくやらワクワクするやら…みなさん、世紀のタイマン対決を観る準備は大丈夫ですかー?
クラッシュの前は両サウンドのDUBを予習して気持ちを高めるのもアリですが、改めて両サウンドのプロフィールを知るとより面白く観戦出来ると思うので、今回第2弾はBarrier Free・次回第3弾はバーンダウンの戦歴と直前インタビューをお届けします。
Barrier Freeと言えばDUBの数・ヤバさもさる事ながら、そのDUBを何倍にも熱くするMCの破壊力も彼らの魅力なんじゃないでしょうか。
むっちゃ真剣なカオで面白い事を言うのが良いんですよねー
彼らの作品もまた独創的なアイディアに溢れています。
Barrier Free名物「鬼Mix・鬼Mix2」はDUBプレートのみ200曲以上で構成された前人未到のMIXで「80’s、90’s鬼MIX」と共にその衝撃的な内容で話題騒然となりました。
JAMAICANとJAPANESEのDUBが入っている「HALF&HALF」はピサの宅配BOX型の箱に入っていたり、
DVDにはおまけ特典でドラ○エっぽいミニゲームが付いてたり、
音の弾丸くらいなはれ!!! と言わんばかりのDUBと、
常に真剣に”遊ぶ”というか…研ぎ澄まされた”笑い”が共存する作品ばかり。
余談ですが「NICE TIME2」のエンドロールで流れるAdmiral Tibet – Barrier Free Timeは筆者が一番好きなDUBです。
このDVD、去年末の大掃除の時に偶然見つけてしまった旦那さんのエロDVD集に混ざってましたw
旦那さんの巨乳フェチ疑惑に若干の衝撃をうけながらも、再生したNICE TIME2。
ダンスの内容もむちゃくちゃ良かったですが、エンドロールで流れるRain From The SkiesにのせたAdmiral Tibetが良すぎて良すぎて!
Admiral Tibet – Barrier Free Time
エンドロール部分の鬼再生にハマってた時期に名古屋のダンスでリクエストしたところ
“これとかマジ15年ぶりくらいちゃう?スベったらもぅ一生かけへんで”とか言いながら全パートかけてくれました。
筆者にとって人生初の現場リクエストが鬼BUSS、しかも今でも一番大好きなBarrier Free Timeとか!話しかけるだけでもいっぱいいっぱいな筆者のリクエストに応えてくれて、むっちゃ嬉しかったです。感動でフリーズしてしまいモニプロする余裕もなかったけど、さらにREGGAEが好きになったなーちなみにこの曲はBARRIER FREE MIX2と鬼MIXに収録されているのでぜひ聞いてみてください!Johnson先生の話によるとこの曲の原曲はレコード音源でしか聞けないようなレアな曲らしいので、一度でいいから聞いてみたいなぁw
色んな偉業も含めて、作品でも現場でも、音楽でこんなにもあたたかい気持ちにさせてくれるBarrier Free、さすが熱狂的なファンが多いのもうなずけます。コアなファンの中には信者を通り越してDOCTORくんの患者と称する方も居て、関西在住なのにバリアのダンスなら九州にも高確率で出現するって都市伝説もあるくらいです。
そして国内はもちろん海外でもそのDUBとMCの破壊力は変わらず、まずは2012年にアンティグアで開催された『ANTIGUA WORLD WAR 1』を皮切りに『NO MERCY』『WHO RULE ?』で連戦連勝!名実ともに世界にジャパニーズSOUNDの存在を大いにアピールし、現在に至るまで世界で5回トロフィーを獲得しています。
そもそも海外初参戦の『WORLD SOUND CUP』からいきなり対戦相手がBASS ODYSSEYとSHASHAMANEってスゴすぎるw
この映像はBarrier Freeが世界をリードすべく、三連勝の勢いを更に加速させて参戦したブルックリンでのクラッシュのワンシーン。
クールなブルックリンの客は簡単には手を上げません。むしろギャング並みに太っとい腕を組んで仁王立ちし、どんな音でオレらを楽しませてくれるんだ?と言わんばかりに威嚇してくるそう。そんなブルックリンの客の手を上げさせて、鬼BUSSをさらった時の映像がこちら。
クラッシュ激戦区ニューヨークブルックリンで開催された「BROOKLYN MASSACRE」に参戦、惜しくも優勝は逃したが、この日一番のForward(称賛)を得たのはBarrier Freeだった。
VS NEXXT LEVEL, RIDDIM FORCE, TEK NINE, YOUNG HAWK @Brooklyn,NEW YORK 2014.03.08
(映像提供 : Barrier Free ありがとうございます!)
海外での主なCLAH戦歴 | 海外での主なCLAH戦歴 | |||||||||
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Clash Name | Result | Date | Venue | 主な対戦相手 | ||||||
WORLD SOUND CUP CLASH |
Date:
2009-03-28
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Venue:
LONDON UK
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BASS ODYSSEY, BODY GUARD, SHASHAMANE |
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GLOBAL CLASH 2011 |
Date:
2011-12-10
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Venue:
Brooklyn,NY USA
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KING ADDIES, SUPERSONIC, KOSMIK |
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ANTIGUA WORLD WAR 1 | CHAMPION |
Date:
2012-04-28
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Venue:
ANTIGUA
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SHASHAMANE, TEK-9 |
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NO MERCY | CHAMPION |
Date:
2013-04-05
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Venue:
Toronto CANADA
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YOUNG HAWK, INNOCENT |
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WHO RULE ? | CHAMPION |
Date:
2013-05-11
|
Venue:
ANTIGUA
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POISON DART, BLUNT POSSE |
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BROOKLYN MASSACRE |
Date:
2014-03-08
|
Venue:
Brooklyn,NY USA
|
TEK-9, YOUNG HAWK, RIDDIM FORCE |
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GLOBAL CLASH |
–
KING OF THE WORLD –
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Date:
2014-07-12
|
Venue:
Brooklyn,NY USA
|
KING ADDIES, BODY GUARD, SUPER FRESH, RIDDIM FORCE |
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DEATH IN THE ARENA | CHAMPION |
Date:
2015-01-31
|
Venue:
Connecticut USA
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BLACK ROOTS |
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WHO BADDA ? |
–
THE SETTLEMENT –
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CHAMPION |
Date:
2015-02-06
|
Venue:
Virginia USA
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YOUNG HAWK |
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APPRECIATION CLASH |
Date:
2015-08-14
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Venue:
Brooklyn,NY USA
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KOSMIK MOVEMENTS |
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WHO OWN THE CROWN |
Date:
2015-08-21
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Venue:
Connecticut USA
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BLACK HUSTLER |
国内での主なCLAH戦歴 | 国内での主なCLAH戦歴 | |||||||||
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Clash Name | Result | Date | Venue | 対戦相手 | ||||||
仁義なき戦い | CHAMPION |
Date:
2003-11-22
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Venue:
広島@CHINA TOWN
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ARSENAL JAPAN, ESSENCE, ROAD RUNNER |
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WAR GWAAN 2K4 |
Date:
2004-06-19
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Venue:
大阪@BAYSIDE JENNY
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RODEM CYCRONE, BADDEST, NINE BALL, ROCKERS TRAIN |
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WAR GWAAN 2K5 | CHAMPION |
Date:
2005-06-25
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Venue:
大阪@BAYSIDE JENNY
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ARSENAL JAPAN, ESSENCE, RODEM CYCLONE |
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WAR GWAAN 2K6 |
Date:
2006-12-29
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Venue:
@ZEPP OSAKA
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ARSENAL JAPAN, BURST RISE, KING ASHURA |
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頂上 |
Date:
2012-12-30
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Venue:
OSAKA
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YARD BEAT |
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決着 |
–
SETTLEMENT SOUND CLASH –
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CHAMPION |
Date:
2015-05-01
|
Venue:
NAGOYA
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ARSENAL JAPAN |
団地で生まれた奴でも世界チャンピオンになれるって、なんか夢があるでしょ?
決戦直前インタビューBarrier Free編
―― 宿命といわれる今回のBarrier Free vs Burn Down。いよいよ実現となったクラッシュにワクワクしているリスナーも多いと思います。
なぜこのタイミングだったんでしょうか。ラジオの件はある意味きっかけで、前々からクラッシュをしたいという気持ちはあったんでしょうか?
Doctor :
前からクラッシュをやろうと言われていたので条件がそろえば実現するだろうとは思っていました。
そしてラジオの件の後、正式なオファーを受けましたので双方話し合いの結果実現する運びとなりました。
―― Barrier FreeにとってBurn Downはどんな存在ですか?
Doctor :
僕がBarrier Freeを始める前から活躍している大阪の先輩サウンドですね。お客として初めて見たのが堺のクラブに原付で行った時でした。中に入るとちょうどTerminatorとサウンドクラッシュみたいな状況になっていて。
第一印象は「あの金髪のMCの人デカっ」です。
―― サウンドクラッシュはお互いの生き様を証明するというか、、、サウンドマンの意地と意地のぶつかり合いだと思っています。Barrier Freeにとってクラッシュとは何ですか?
Doctor :
今までの人生で自分が正しいと信じてきた物、曲げたくなかった物や貫き通してきた物、
くやしかった事や悲しかった事、楽しかった事や嬉しかった事、、、
そういうたくさんの思いを胸に抱いて
「お前うんこ踏め~!」って叫ぶ場所、それがサウンドクラッシュです。
―― レゲエ戦国時代突入と言われる今年!この”決戦”が起爆剤となってクラッシュシーンが盛り上がっていますね。
サウンドクラッシュシーンに今後どのような展開を期待していますか?
Doctor :
できるだけ日本と海外のサウンドクラッシュの違いがなくなる事を期待しています。「日本のクラッシュで強い奴が海外のクラッシュでも強い」これが理想です。
一方で「海外とは違う日本独自のクラッシュシーンがあってもいい」という意見もあると思います。たしかにそれも若干入ってるのは面白いのですがその要素を強く求めるのなら極端な話、日本語の曲だけでクラッシュをやればいいし、もしそういう流れになっていけばBarrier Freeはもう日本でクラッシュをしないでしょうね。
日本で盛り上がるダブをとってさらに別で海外で盛り上がるダブも録らないといけない状況は非常に非効率です。
財政的に厳しいサウンドが多い中これから日本のサウンドが海外でトロフィーを集めていくためにもこのバリアをフリーにしたいですね。
ダブ以外にも言語の習得にもお金がかかります。周りが英語をしゃべる環境で育たないかぎり普通に日本の公立の義務教育の環境にいるだけでは英語をしゃべれるようにはならないと思います。金銭的理由等で幼少期に義務教育とは別に英語の教育を受ける事ができなかった場合、大人になってから習得するためにはたくさんのお金と時間が必要です。お金持ちのサウンドしか成功できないのではなく団地で生まれた奴でも世界チャンピオンになれるって、なんか夢があるでしょ?
―― コアなファンにとっては約10年間!!
待ち続けたクラッシュが間もなく実現するわけですが、、、そんなリスナーの皆さんにクラッシュへの意気込みなどメッセ―ジをお願いします。
Doctor :
いざ、サウンド狩り!
まさにゲットーバイブス。
今回の決戦は長年一緒に世界で戦ってきたセレクターのKSKくんが引退してしまってから、HIROKIくんとの新体勢で臨む一発目のクラッシュ。その決意表明のようなシーンを紹介して、Barrier Free編の〆とさせていただきます。
誰が日本代表やめたって?オレはこいつと準備を整えてんねん
[TUFF RIDER] 2019.03.24 @SUNHALL,OSAKA
次回第3弾はバーンダウン編です!!
“若いヤツらが超えたいと思うような背中、オレらが見せていく”
長年やってるオレらだからこそ、変化を恐れず新しい事にもクラッシュにも挑戦し続ける。オレらが若いヤツらが超えたいと思うような背中を見せていかなあかん時やろ?
クラッシュは戦いや。けど、愛をもって遊ぼうか。Quoted from MC:Burn Down MAKOTO
▶決戦特集 PART3 クラッシュ直前インタビューBURN DOWN編
この対決の行方、いったいどうなるんでしょうか。
チャレンジ精神旺盛なBurn DownはBarandNew中心で攻めてくるのか、変幻自在なBarrier Freeは数あるAnthemをどう繰り出してくるのか、、、両者とも全然違う作戦でくるのか、、、今から楽しみでワクワクが止まりません。
この決戦を絶対見逃したくないコアなファンはもちろん、クラッシュに興味を持っている人はなおさら! 11月22日はクラッシュの面白さを存分に体感できると思います。
なんせビッグカード同士の対決、現時点で前売りもかなり動いているようです。SUN HALLは大型のハコではないので前売りチケット購入はお早めに。。。!
レゲエザイオンにて前売チケット取扱い中
▶▶▶ 会員割引あり。チケット購入はこちら
サウンドクラッシュ「決戦」を目前に控えたBarrier Freeが遂に11/13に戦闘型MIX第二弾をリリース。Barrier Freeの「戦闘型ハードコアサウンド」たる所以が詰まった1枚、クラッシュ前の予習にぴったりな1枚なハズです!早くききたーい
【Barrier Freeリリース情報】
戦闘型MIX2
2019/11/13(WED)発売サウンドクラッシュ「決戦」を目前に控えたBarrier Freeが遂に戦闘型MIX第二弾をリリース!
新旧問わず切れ味抜群のダブプレート満載!
Barrier Freeの「戦闘型」たる所以が詰まった1枚です!
「いざ サウンド狩り!」 pic.twitter.com/a0R8LJT0NX— Barrier Free (@BarrierFree_Pro) October 31, 2019
umo(うも) WEBクリエイター/ライター
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