今年は全14サウンドがBurn Downのサウンドシステムを唸らせるという贅沢すぎる内容!しかも選び抜かれたサウンドによるオール・ダブプレートセッションという本当に貴重なダンス。
このダンスの存在そのものが、サウンドクラッシュファンやクラッシュサウンドの居場所とモチベーションを上げてくれる存在だと個人的に強く思うので
サウンド愛と漢気あふれすぎるブッキングで[ サウンド道 ]を貫く主催のBurn Downの皆さんには、一サウンドファンとして感謝しかありません!
今年のTuff Riderの凄さは、なんと言ってもその内容の濃さに尽きるんじゃないでしょうか?
かつてそれぞれがタイマン対決をしたビッグサウンドBurn Down, Barrier Free, Yard Beatが一緒の現場というのも熱かったし
今年2023年の年末頃にビッグクラッシュの開催が約束されている[ Burn Down vs Emperor ]のベテラン vs 次世代のタイマン対決の構図も熱かったです
(※クラッシュは互いのサウンドシステムを出し合ってのタイマンクラッシュだそうなので、詳細発表が本当に楽しみです!)
そこに話題の最前線にいるベテラン・中堅・若手の各世代のサウンドが参戦し、それぞれのセンスと魅力を限られた時間で発揮していたのもサウンドシーンの層の厚さを感じました。
まずScorpionは
KartelとBountyが2009に曲で殴り合っていた曲の一曲、Bounty Killer - Chatta Boxや
Bow Bow RiddimのMad Cobra - Di Baddestや、Come Down RiddimのセグメントをオリジナルCome Down、Super Catで〆てBussっていたのもカッコ良かったし
Rodem Cycloneは
アンセムReturn of Djangoのセグメントはもちろん、Wipe Out Riddimのセグメントの〆でいつも鬼BussするBeenie Man, Vybz Kartelのコンビを一曲だけかけてBuss!!!
いきなり〆のスペシャルを聞けるのも[ 2ラウンド目の各サウンドの持ちプレイ時間は5分だけ ]というシビアなTuff Riderならではの有難み
イギリスのワールドクラッシュで炸裂していたLeaha, 10Tikや、ロデムくんがかけるTommy Leeも何回聞いてもテンションが上がります
かつて[ Destination BADDA DAN Sound Clash (2019) ]で対戦したArtical PrideとStreet Vybzがバチバチになっていたのもワクワクが止まりませんでした!
どっちかが先に仕掛けたというよりは、なるべくしてバチバチになったという流れで勃発
今年2月にジャマイカ・キングストンのストリートクラッシュでSNIPER (Canada)を下して優勝し、勢いに乗っているArtical Prideは
若手が先輩サウンドに仕掛ける曲としてハマりすぎていたMr.BassieのBarrington Levy - Teach The Youthsがこのシチュエーションにハマりすぎて最高だったし
ジャパンツアー真っ最中のLila Ikéの当日用を含む2曲のスペシャルは、まだリリースされていない相当レアなダブ!お客さんが初めて聞く曲でも手を上げさせる構成力やバイブスの高さもかなり凄かったです
対するStreet Vybzは
[ BADDA DAN Sound Clash ]の時から持っていたというArtical Prideへの仕込みで返す瞬発力もヤバかったし、MCもキレキレ!
アンセムRock Fort Rock RiddimのSammy Dread, Johnny Osbourneのコンビもやたらカッコ良かったなぁ
後日ご本人から聞いたのですが、このコンビネーションはサウンドを初めて一発目に録ったダブだそうで、一発目にハードコアな[ Can't Test We ]をコンビネーションにしたセンスの高さと、思い入れのあるダブが15年経ってアンセムに昇華しているというのも熱すぎます
[ Do The レゲエサウンドクラッシュ Championship (2022) ]でチャンピオンになったRealize Internationalは
一曲目からジャズっぽいイントロのNatural Mysticからスタートし、アンセムDay Rave RiddimのVybz Kartel, Jah Vinci のコンビにブランニューやギャルチューンも交えながらのプレイで、終始本当にお洒落なセレクションで引き込まれました!
そして最注目のカード[ Burn Down vs Emperor ]は、まずEmperorが先にクジで選ばれて登場
それぞれ1ラウンド目と2ラウンド目で、期待しかない次世代にマイクを託してBussっていたのも次世代の存在感があって熱かったし
Emperorのプレイ前にマコトさんが自らマイクを握り
"お互いレベルの高い戦いをしよう。俺らの相手は仕上がってるんか?今日はイジってくれてもええぞw"
と笑いながらEmperorをステージに呼び込んでいたのも、親分肌というか最高でした!
Emperorは
Inner Circle - Bad BoysのオケのBounty Killer - Dem Nuh BadやValiantのブランニューなど、引き出しの多彩さも流石だったし
相変わらず破壊力が抜群なジャパニーズの当日仕込みもヤバすぎました!
対するBurn Downは
マコトさんがその日起こった全ての流れをMCで全部イジって流れを一気に引き寄せたり、笑いと迫力を使い分けた緩急あり過ぎるMC力も大好きすぎます
Bruk Out RiddimのセグメントでMad Cobraをプレイバックしないように綺麗に回避していたり、Allaiance GiantsもStamina Daddyも、Lalabella RiddimやStage Time Riddimのセグメントも爆発していて大満足でした
敢えてEmeperorもBurn DownもSleng Teng Riddimをかけなかったのも戦略を感じたなぁ
年末のタイマンクラッシュに向けて粛々とバイブスを高めている2サウンド、次はどこの現場で前哨戦が繰り広げられるのか期待しかありません🔥
6月にカナダでBass Odysseyとの再戦が決まっているYard Beatは、次の日にホーム横浜でLila Ikéのファイナルダンスの主催を控える多忙ぶりにも関わらず出演する漢気!
Iwaataなどのブランニューもかけながら数々の名コンビネーション・チューンや、クラッシュで鬼ボスするあのBob AndyにTony Rebel、そして〆のSuper Cat - Nuff Donまで豪華すぎました
Yarzは
アンセムGanjaセグメントが更にスケールアップしていて、Freedom Blues Riddim, African Beat Riddim, Jail Riddimなどを筆頭にNG Headさん, THUNDERくん, J-REXXXくんまで組み込まれたオールスターセグメント!💭
Barrier Freeは
間もタイミングも完璧すぎる芸術的なMCも、現場で聞けば聞くほど厚みを増すアンセムの数々も!プレイバックを回避するために組み直されていたセグメントのあまりに自然な完成度の高さにも、ココロ持っていかれたなぁ
バリアの現場では聞けるのが貴重なイメージがあるFreddie McGregor - Here I ComeにNorma Fraser - First Cutや、Cocoa Teaのあのスペシャルや、個人的に大好きなアンセムJah Cureも聞けて大満足でした
10個目のサウンドクラッシュのトロフィーを海外のどこで獲得するのか、今後の動きが楽しみすぎます!
Bass Masterは
Bushman - Remember The DaysのオケでChronic Law - Hillside(田舎)が♪Hellside(地獄サイド)というリリックになっていたのも面白かったし、Duck RiddimのBounty KillerからのTERRY THE AKI-06はいつ聞いても最高です
Tuff Riderに10年以上連続出演しているだけあって、お客さんとの一体感を感じるプレイは攻撃的ながらもどこか温かさを感じるTuff Riderに必要不可欠なサウンドやなぁと毎回思えるサウンド!
そして14サウンドのラストに登場したのは、今月4/30に泉州Down TownでRoad Creationとのタイマンクラッシュを控えているActive Links!
渡ジャマで数え切れないほど弾を仕込んできた気迫が伝わる、戦闘力の高さの一端を披露
クラッシュ間近なのでアンセム以外には触れませんが、変形Taxi Riddimのセグメントで当日用からのTEN'S UNIQUE、IBO, NOISE VIBEZからのUton Greenの流れもオリジナリティに溢れていて最高でした!
Road Creationも現在渡ジャマして着々と戦いの準備を整えているようなので、今月末のタイマン対決からも目が離せません
国内外でサウンドクラッシュやサウンドセッションが復活・活性化してきた2023
umo channelでは各地のダンスの現場動画を時間の許す限り全力で撮影・制作中です!頻度はゆっくりめですが順次公開していくので、ご視聴・チャンネル登録して応援してもらえるとかなり活動の励みになります
コメントも全然返信出来ずにすみません…💦全部読ませて頂いてるので暖かいコメントも厳しいコメントも本当に感謝です
【Burn Down Presents Tuff Rider 2023 | ダイジェスト】はこちらからご視聴ください
戦争はもう始まっている All Dub Plateの祭典
▶︎ https://youtu.be/K7n43EYQo5Q
※instagramからの視聴はプロフィール画面のリンクから
2023.03.25 @心斎橋サンホール, OSAKA
#BurnDown #AllDubPlateの祭典 #TuffRider
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出演List
00:00 Artical Pride
01:02 Realize International
01:32 Yarz
02:06 Street Vybz
02:48 Active Links
03:39 Emperor
04:43 Burn Down
#umochannel #reggae #soundsystemcultures
撮影にご協力頂いた皆様、当日リンクしてくださった皆様ありがとうございました!
※Sweetsop, Nine Channelパートにつきましてはご本人の意向により詳細レポートも割愛させて頂いています